ABOUT WARS.
20年が過ぎました。
20年が過ぎて、未だに私はこの場所に立っております。
20年が過ぎて、未だに私達はこの場所に立っております。
色んな事が20年目の節目を過ぎ、色んな思いが20年目の節目で錯綜し、
そこで終わった物も、始まった物も色々ある中、
こうして、その先の21年目に向かって、またこの場を用意させていただきました。
と、申しましても前回が特別回という事を考えたら、今回は通常回です。
通常の戦争って表現も非常に何ですが、ただ用意するのは、
隣の相手をスコアではっ倒せば勝ち、というルールの単純なWARSです。
最後まで残れば勝利です。次の日の代表権があるとかもなく、純粋な勝者です。
まあやや硬そうなのはここまでにしといて。
この場所を見続け18年ですが、顔ぶれもすっかり変わりました。
まあ、おっさんについては当たり前ですね。20歳の僕はもう38歳ですよ。
そりゃーみんなやらなくなるわって話で。
自分がやってる大会のシリーズに「当時産まれた参加者の子供が参加者になって出てくる」は、
後世まで伝えておきたいビッグイベントでしたね、ってそれは置いといて。
こういうコミュニティイベントでは新しい人が入ってくるのはめちゃめちゃ難しいんですよね。内輪だから。
ただ、その内輪問題も共同主催のgahou君がかなり頑張ってくれたおかげで新しい人によって思ったより解消されており、
その新しい彼らが18年も培われた泥臭い文化を、楽しそうに触れて行ってくれることは、
この場所を緩く続けてきた人間としてはありがたいな、と思ってます。
大会名めっちゃ物騒だけどな。ごめんな。絶対変えないけどな。
「結局、スコアラーのガチ勝負が見てえんだから、そうしようぜ。」
「隣に人立ってたら緊張する連中の一発勝負だ、やる方も、見る方も、それが楽しいんじゃないか。」
「小難しいのナシで行こうぜ、トーナメント、スコア、隣に勝ちゃぁ良し、それだけでいいじゃないか」
18年前の話です。
WARSは元々膨らみすぎた大会が様々な要因で失敗して、
そこから要素を限りなく少なくして、かける労力も限りなく少なくして、
「ただそれだけで良っか、俺スコアラーだしなあ」「もっと気楽にやれるモノにしよう」
で生まれた大会です。
「気楽にやれる」からこそ、「オンラインじゃ解らない感情があるから」こそ、
ちゃんとこれからも可能な限りやっていきたいと思ってます。
戦争(大会)が無いと経済(モチベ)回りにくくなっちゃうからねえってのは半ば冗談とはいえ、
大会があると目標が出来て、大会があると交流もできるのも事実だと思いますので。
頂点きめんのはKACでいいだろうけどウチラが決めるのはその日の最強なんでね。
さて。話長くなっちまいましたね。
今年も20年前にスコアラーの一人だったであろう人間のエゴの塊で始まった、
戦争を、WARSを、開催します。
当日、筐体の上に最後まで立てていた人がその日、その場所の、「最強」です。
17回目の戦争。17回目の最強が決まる場所で、お待ちしております。
WARS. 主催 : YsK439 (Fumiaki Ito) / @ysk439
通常回です。通常の戦争です。
いや戦争なんて物騒なものを日常にするんじゃないっていう声が聞こえますが置いておいて。
いやーなんかここ数年いろいろあって毎回何らかしらのチャレンジをしていたので、
僕の中では毎回がスペシャル回みたいな感じで準備してたんですが、
久しぶりに「いつも通りの戦争」になるなと感じております。
逆に準備することが少なくて不安。
ここ1,2年でありがたいことに今までと全く違うクラスタの方々と触れ合うことが出来ました。
それは、非常に多くの世界の方がDDRというゲームに興味を持ってくれて、
そして実際に遊んでもらっている、ということなんだと思っています。
数年前から「このゲーム面白いんだぜ」と言い伝えようとしてきた身としては、非常に嬉しい限りです。
更に、8th KAC。今年の国内予選、本当に凄い戦いでした。
ずっとやり続け、戦い続けてきた者達。
新たに始め、その頂きを目指した者達。
そして、久しぶりに、と帰ってきた者達。
各々のバックグラウンドは全く異なるものでしたが、それぞれが最高のパフォーマンスを発揮し、
最高の試合を見せてくれたんじゃないかな、と思っています。
2013年に自分が残した「この場所へ来るのを、待っています」という言葉。
ようやく、叶ったのかなと、思っています。
それは、僕にとってのひとつの「終わり」を意味することだったりもします。
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物事の終わりは、次の始まり、ということ。
物事の終わりは、足を止める、ということ。
相反する表現だが、どちらも真である。
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WARSという場所は、非常にありがたいことに、不思議な場所として、皆さんが集まってくださる場所です。
頂点を目指す場所であり、
単に戦うということを楽しむ場所であり、
昔なじみの顔を見る場所であり、
新たな出会いや学びを得る場所であり、
次へ進むための道標となる場所であり、
そして、次へ進むための通過点となる場所であり。
そんな不思議な場所ですが、いつでも止めることはできたはず。
でも、なんとなく「止める理由もないしねー」なんていう、軽い理由でもう18年続いています。
これからも、なんとなくのゆるい理由でこの場所を提供できたらな、なんてゆるく思っている次第です。
戦争は、まだまだ終わらないんじゃないですかね。何度見ても物騒だなぁこのコメント。
今年生き残るのは常連か、新参か、それとも帰還兵か。
17回目の"最強"を決める戦場。その"最強"を決める場所にて、皆様をお待ちしております。